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    【お墓を建てる時】おおきた石材店ではやっていること

    いきなり唐突な話題ですが、お墓の最大の弱点とは、なんでしょうか? 分かりますか?

    ◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
    ◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
    (一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
    ◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
    ◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
    ◇ 「地震に強いお墓」施工店

    おおきた石材店

    昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。


    お墓というのは構造物ですから、地震大国の日本では「地震に対する備え」をいつも意識することが大事だと思います。地震が来た時、

    そして、構造物というのは、中に入っているものを守る役目が一番大事な「第一の役目」であります。

    そのお墓ですが、地震に対する備え、「耐震、免震」ということはずいぶん進化してきているんですが、
    最後に残された弱点があるんです。

    それは、基礎コンクリートと石の相性問題です。

    目次

    コンクリートと石の間をどうするか?

    通常、お墓は基礎コンクリートの上に設置します。

    IMG_20190919_135244

    このように、周囲に外柵の石を張り巡らして、その中にコンクリートで基礎を作成します。固まれば強固な基礎となります。

    その上に、モルタルといって、セメントと砂を混ぜたものに、水を加えて攪拌して、作成するモノを使って、お墓を建てます。

    IMG_20190927_112538

    こんな感じになりますね。お墓の石はコンクリートの基礎の上に乗っているだけ。と極端に言えば、そういうことです。

    Microsoft Word - 基礎石施工画像1

    このような場合、地震のような強い力を受けると、分離して、こうなってしまいます。

    Microsoft Word - 基礎石施工画像2

    小さな地震ではこうなることはあまりありませんが、「阪神大震災」や「東日本大震災」クラスの地震が起こったときは大きな影響は出ます。そこで、新しく始めた施工方法は「基礎石」というものを使う手法です。実はこれ、おおきた石材店が昨年より取扱を始めた「信頼棺」というお墓構造と関係しています。

    信頼棺は石棺という、カロートを石で作るという手法を使います。そのカロートを通常薄い石で囲うのですが、しっかりとした太めの石でこのカロートを設計して、基礎の役目も併用させようというのが最初のアイディアでした。

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    このカロートが動いてしまっては、意味がないので、カロートの部材の石同士を接着剤で固定して、なおかつ補強タイプの固定金具でも固定します。この基礎+カロートの石を外柵と固定したら、より強固になると考え、外柵石とカロート石を一体のものにするため、金具、接着剤等で固定したものが「外柵石」の考えです。

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    このように、外柵石とカロートになる石、基礎石とを固定します。

    もちろん、一番大事なのは、基礎コンクリートと墓石とが接する面。ただ最初にお伝えしたように、相性があまり良くないので、石専用の接着剤は使えません。なので、モルタルの接着力を強めるいくつかの手法をとっております。

    ① モルタルを樹脂モルタルへ

    このモルタル用の接着剤を利用して、モルタル自身の接着力を強めています。通常モルタルというのは「セメント」+「砂」+「水」の配合で作ります。非常に強固に固まりますが本来、接着効果はありません。そのモルタルを「セメント」+「砂」+「接着剤+水(を規定量配合し混ぜたもの)」で作ることによって接着効果を高めて、外れにくい、分離しにくい「樹脂モルタル」にすることができます。

    ② コンクリート表面の汚れを除去

    コンクリートは固まったら表面に不純物の層が出来て、これが施工不良の原因だったりするそうです。この層を「レイタンス」と呼ぶそうですが、コンクリート業界ではこのレイタンスを除去するのは、常識となっています。

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    除去後の写真ですが、このように石が実際に乗る場所のみ、表面を電動のコンクリートカンナで表面を削り取っております。

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    このように表面を削り取ることによって、①の樹脂モルタルの性能も最大限、発揮できます。

    ③ 石の接着面の荒らし

    ①は接着剤の強化、②はコンクリート面の対処。で次は石の接着面の対処です。石の裏面(つまり、接着面)を荒らしといって、まっ平な面をあえて凸凹にすることで、強い接着効果を生み出す手法です。これはプロの石材施工業者なら常識ですが、手間がかかる手法なので、しない方もいらっしゃいます。

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    写真は荒らしをしている写真です。石の裏面を上に据えて、表面をあえてガタガタに加工仕直しています。

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    同じく、手前の見える面が荒らしを行った後の写真です。このガタガタに加工仕直した部分が下になって、コンクリートに設置されます。

    これで、コンクリートの表面の状態を整えて、石の接地面の状態も対処し、その間に挟む「モルタル」にも接着力を加えて、かなり強固な強いお墓になったと思います。

    ④ 耐震ボルトを設置

    こちらは、「地震に強いお墓」の場合ですが、お墓の石とコンクリート面とが接している部分に2本のステンレス製の耐震ボルトを穴を開けて埋め込みます。

    コンクリートの同じ位置にもすっぽり収まる穴を開けないといけません。これがなかなか大変で、少しでもズレるとやり直さないといけません。

    これだけのことをすべてこなすためにはかなりの手間と時間と費用が追加で発生します。ですが、やっても、やらなくても、完成後は全く分かりません。

    今までやっていなかったこともかなり含まれます。基礎石、固定金具などは完成後は全く分からなくなります。お墓を解体しない限り確認のしようがないです。石の荒らし、レイタンス除去などは解体しても気づかない可能性もあります。その上、見積費用はかなり違います。間違いなく高くなります。さて、あなたはどちらを選びますか?

    一生に一度しか建てないお墓。

    高くても安心を買うのか、それとも安いお墓を選ぶのか?

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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