草が生えるお墓とは?
おはようございます。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
田んぼに水が入り、田植えが終わりつつあり、春から初夏に変わりつつある今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか?
とても久しぶりでの投稿です。
新型コロナの影響で、いろいろとイレギュラーな出来事があり、投稿できていませんでした。
本日、ある墓地にお墓工事に行って、見かけた写真です。
お墓から、草が!!生えてます!!
一見、それほど不思議な風景には見えません。
実は、これはある事実を物語っています。
これは、大きな地震が来たら、間違いなく
「倒壊してしまうお墓」
だということを物語っています。
どういうことかというと、
すき間から草が生えてくるということは、石と石の間にはすき間が開いている、ということ。
つまり、
石と石は接着してないということ、なんですね。
お墓の石は全体で1トンとか2トンとかあります。それだけ重たいお墓の石なのに、しっかりと固定しておらず、
石の上に石が乗せてあるだけ、ということ。
ホントにそれで大丈夫?と思ってしまいます。
誰もいない時に、大地震が来て、倒壊。それはまだいいです。自分のお墓が倒れただけですから。
でも、お彼岸とかお盆のお墓参りの時、そうなったらどうですか?
近所の子供たちがそばで遊んでいる時、そうなったらどうですか?
たまたま近くを人が歩いている時、そうなったらどうですか?
それは、あまりにも心配症すぎるよ、って言いきれますか?
自動車保険を掛けずに走っている車と同じだと、私は思ってしまうのですが、
みなさんはそうは思いませんか?
何かあったときに備えるのが「保険」なら、何かあったとき(大きな地震があった時)に備える(倒れて被害が出ないように)ために「地震でも倒壊してしまわないような対策 」って最低限必要だとは思いませんかね。
小さなお墓なら、必要ないかもしれません。
そうではなく、
大きなお墓を建てるなら、それは最低限の備えだと思いますが、そうではないですかね。