納骨の仕方、関東と関西とその他
おはようございます。
今日は意外と知られていない、
納骨の仕方をご紹介します。
関西の方はあまりご存じでない
「関東型の納骨」から紹介いたします。
【関東型の納骨】
お墓の前にある板石。
拝石といいます。
これを取り外すと、穴が開いています。
このような穴が開いております。
そこへ、納骨します。
上の写真良く見たら棚になっていて、
そこに壺が置いてあります。
ここに納骨します。
そして、そこが一杯になったら
古い遺骨からその下が土になっていて、
そこに壺から遺骨を出して、埋葬して、
順次、「土に還って頂く」という
方式です。
関東はすべての焼骨を基本、骨壺に収まるので
このように巨大です。
その分、納骨スペースも大きくなっております。
このように、拝石の上に置いてある線香立をどかして、
拝石をはずして、その穴から、
が、関東型の基本ですので、
けっこう大変です。
重たいです。
素人の方はけがをされる可能性もあるので、
石材店にお任せするのが、いいのではないでしょうか。
こちらの写真もそうですね。
板石、つまり拝石が外されています。
【関西型の納骨】
一方、関西型の納骨は
下の写真のように、
真ん中にある水鉢を手前に倒すと、
納骨口が見えます。
この中が納骨する会所、玄室となっています。
関東型に比べ、狭く、それほどたくさんのお骨が入りません。
ですから、関西は壺も小さいです。
このように関東の半分以下。
全骨納骨するのではなく、
一部のお骨のみ、お墓に納めます。
【丘カロートタイプのお墓】
このような丘カロートタイプのお墓は
下のところからの納骨となります。
このお墓は下の真ん中の仕切りを外すと
扉が観音開きとなっています。
極まれに、上の矢印の部分から納骨するタイプのお墓もあります。
豊岡の寺院墓地によくある舞台型のお墓は実はほとんど
上の矢印の部分からの納骨です。
他にも、
古いお墓は蓋つきの納骨口のお墓も見かけます。
このようなタイプですね。
この近辺では、古いお墓はこのタイプの
納骨口が多く見かけます。
作りが精巧で、
なくすのがもったいない、と思うこともあります。