実は、石屋しながら、「一般社団法人 日本石材産業協会 兵庫県支部長 」もしています。大北です。

◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
◇(一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
◇ 「地震に強いお墓」施工店
おおきた石材店
昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

兵庫県支部長として、22日、三田市役所に行きました。
三田市と災害協定を結ぶためです。

正確には、「災害発生時における石材構造物の移設等に関する協定書」
つまり、災害発生、地震や水害で石が倒壊、流失などした際、通路が危険で通行できない場合、移設をさせていただくルールを決める協定です。
どうして、協定が必要なのか?
では、どうして、そんな協定が必要なのか?
それは、これまでいろいろな被災地に手を差し伸べてきた「石産協の活動」から導き出した経験からの学びで得たものです。





このように、被災地は、まず通路に石等が倒れて、通行できないことがほとんどです。復旧、復興するための最初の行為はこの通路の確保、になります。
石はいつ倒れて来るか分からない危険物
石というのは、非常に重たいものです。しかもこの重たいものがしっかり安定していたら、ビクともしませんが、災害の強い力で壊されたら、極めて不安定なものとなります。
重たいだけにいつ倒れるか分かりません。いつ動き出すか分からないのです。しかも動き出したら、その重量で極めて大きな力を発生します。ですから、この通路の確保が出来るまでは、被災した墓地はほぼ立ち入り禁止区域になってしまいます。
自分のお墓なのに、お墓参りすらできない場所になってしまう可能性もあるのです。
墓石は基本、所有者のもの。勝手に動かせません
たとえ、被災して、通路に倒れてしまった墓石と言えども、個人の所有物です。
勝手に動かすことは基本出来ないのです。勝手に動かして、破損してしまったら、損害賠償も請求されるリスクもゼロではありません。
そんな中、被害を受けた墓地が、いざ通路確保のため、倒れた墓石を移動しようとしても、一件一件のお墓の持ち主と協議して、移動してもいい、という了承を頂かないと作業が出来ない。そのための時間がすごくかかってしまう。
実際作業に入れるようになっても、作業してくれる業者がいない。近隣の石材店も被災していて、動けない。建設業者は機械が大型であったり、お墓を扱ったりしたことがなかったりするので、リスクが高いのです。
そのため、なかなか墓地の作業に入れなくて、1年、2年放置、ということは実はよくあることなのです。
備えあれば憂いなし
そこで、いざというときのために、あらかじめ備えとして、「災害協定」を結ぶのです。
石材、特に墓石の扱いのプロでもある日本石材産業協会の加盟店、更に被災地の近くの被災していない石材店から応援を募り、被災地の墓地の通路確保の目的で、派遣する。
契約を結ぶ墓地管理者、県や市町村は、そういうことを想定して、被災した場合の通路確保の要綱を準備しておく。
そういう事前準備をしっかりしておくことで、何年もお骨むき出しの状態を避けることが出来る。何年もほったらかしのお墓を対応することが出来る。地元の石材店も依頼されていた墓地の修復を速やかに工事に取り掛かることが出来る。
地元の組合だけでは、自分が被災者になった時、全く動けない、となると本末転倒です。そこは、全国組織の団体ならではの強みだと思います。
災害協定、必要な時代ではないかなと、考えています。兵庫県支部長として、第二の協定締結に向けて進めていこうと思っています。


















