Q037~戒名を彫刻するのはいつがいいの?
普通は「四十九日法要(満中陰)」までが多いですね。
満中陰の法要の時、納骨される場合が多いです。
その際、お骨がお墓に入ったので、
戒名も彫刻、という流れが多いし、ご住職もそう言われる方が多いですね。
ただ、ご遺骨がお墓に収まったというのは
そこに住み始めた、ということですね。
その後、家の表札に名前が入るのが普通だと思うんです。
なので、
「納骨後に、彫刻してください。
それでいいですよ。」
とおっしゃるご住職もいらっしゃいます。
私もそれでもいいのでは、と思いますが、
満中陰の法要の時、親戚などたくさんの方が
お墓にお参りに来られます。
その際、お墓の戒名がまだ彫られていない、
という場合、
「え、まだなの?」
となりやすいですね。
なので、遺族側としては
「満中陰の法要までに彫刻も済ませてほしい」という
要望になるわけです。
新しいお墓の建墓にしても、
戒名の追加彫刻にしても、
お墓の改修工事にしても、
基本的には、
「仏教的理由による制限」は基本的にないわけです。
納骨もいつまでにしなくてはいけないと
決まっているわけではないんです。
一周忌、三回忌まで手元に、お寺に遺骨を安置している人は
多いです。
逆に、施主様、ご遺族側の気持ち。
「すべて完成してすっきりした状態でみんなにお披露目したい」
という気持ちが時間的制限に作用している気がします。