「お骨の堀り出しのみ、依頼したい」というご要望
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓のプロ、おおきた石材店の大北和彦です。
今日、いや、昨日からお彼岸です。
昨日がお彼岸の入り。
26日までの7日間がお彼岸の期間。23日がお彼岸の中日、秋分の日です。
皆さん、お墓参りしましょうね。
「ご先祖を崇拝し、お墓参りする日です」
ところで、
「お骨の掘り出しのみ、頼めますか?」
もちろん、お受けいたします。
ただ、お骨の掘り出しと言っても、そのお墓によって様々なのですよ。
通常のお墓なら、骨壺ごと、お墓の中に安置されているので、
それを取り出すなら、さほど大変ではありません。
施主様でも、可能です。
ただ、そのお墓の入り口を蓋している水鉢、あるいは拝石。
意外と大きく、重たい場合があります。
お墓の石の一部を欠けたり、
下手をすると怪我したり、ということもあります。
自信がなければ、石材店にご依頼した方がいい場合もありますね。
問題は、そうではなくて、
骨壺から外へ出してある場合。
納骨袋などに入れて、納骨した場合はだいたい固まってお骨がありますので、
収骨しやすいのですが、
墓地内に撒いてある場合。
集めるのに結構苦労します。
もっと大変なのは、古いタイプのお墓で、納骨口が非常に狭いお墓の場合。
ほとんどの場合、この納骨口から、お骨を撒いて納骨してあります。
その納骨口が小さければ、収骨が困難な場合もあります。
こういうお墓は、手をお墓の中に入れること自体、難しいです。
全てのお骨を収骨することは困難です。
どうしても、全てのお骨を集めたい、という場合。
お墓自体を解体しないといけない場合もあります。
こういう、壊さないと中身を取り出せない貯金箱状態です。。。(^_^;)
もっと大変な場合があります。
墓地にお骨を穴を掘って埋めて、その上にお墓を建てた場合。
この場合、遺骨を取り出すのには、
お墓の解体しか、ありません。
お骨の上にあるお墓を取り除かなくては、お骨を取り出すことは、
困難となります。
そうなると、費用もかなりのものになります。
一言、お骨のみの取り出しと言っても、そのお骨を守っているお墓の石の構造によって
お骨も様々な状態になっております。
そのお墓、お骨の状態、それぞれを実際に見て、判断しないと費用がいくらかかるかは、
判断できない場合もありますね。
あと当然、「改葬許可」の手続きも別途必要ですね。