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    田中家お墓物語⑧~お墓の”完成”<最終回>

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    田中家のお墓も完成。
    本日は、引き渡しと納骨です。

    田中さんご家族お揃いで、いつものようにおいでになり、
    まずは、納骨ですが、

     

     

    DSC_0021

    何やら取り出されたのは、、、写経です。
    しかも、一枚や二枚ではありません。
    30枚くらいあるそうです。

     

    「いや、家族だけではなく、親戚一同に書いてもらってね。
    30枚以上あるかな。
    ひとり何枚かな。。。5枚以上がノルマかな。。」

     

    その田中家一族総出で書かれた写経。
    まずは、墓地内の土の上に敷き詰められました。

     

    DSC_0022-2

    このように、土が全く見えない状態です。

    その上に、

    DSC_0025

    持ってこられたご遺骨を。
    出来るだけ、古いものを奥に、新しいものを手前に。

     

    DSC_0036

    田中さんの息子さんが入れられました。
    かなりの量ですね。
    もう土に還られたご先祖様もいらっしゃられるので、
    元々にあった土も一緒に。

     

    DSC_0039

    そして、ご遺骨をすべて納骨出来たら、
    その上に、もう半分の写経を被せていきます。

     

    DSC_0052-2

    五輪塔に遺骨と一緒に、写経を収めれば、必ず極楽浄土へ往生できる、と
    ときどき、五輪塔の説明の時にお伝えしますが、
    これほどたくさんの写経を収められるのを見たのは、初めてでした。

    でも、昔の人々はたぶん、このように、たくさんの一族の人が
    今は亡き故人の極楽浄土への回向を願じてこのようにたくさんの写経を
    奉納したんでしょうね。

    初心に帰る、と言いますが、
    田中さんに教えられた気がしました。

    ありがとうございます。

    DSC_0055

    その後、しっかりと蓋を閉めて、納骨式も終了しました。

    DSC_0057

    さあ、さあ、記念写真撮ってもらうから、
    みんな集まって。。。

     

    DSC_0061

    ホントに立派なお墓が出来ました。
    そして、形だけではなく、
    心がこもってなくては、
    ご先祖様への感謝の気持ちがなくては、
    お墓って、ホントの意味で、気持ちのいいお墓ではないのだなって、
    教えてもらいました。

    ありがとうございました。

    ホントに勉強させてもらいました。

    感謝です。

     

     
    追伸
    宿題は、対処させていただきますので、もうしばらくお待ちください。m(__)m

     

     

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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