お墓じまいの流れ
お墓じまいの流れをご紹介します。
お墓じまい(お墓をなくすこと)は
お墓の上の石の部分と
お墓の下の基礎の部分に分かれます。
そして、上の部分は比較的、見えているので
作業しやすいですが、
下の部分、基礎の部分は
一見してわからないので、見積を作成するとき、
悩む部分です。
上のお墓は俗に
「9号2重台神戸型」と呼ばれる形です。
関西では一番多い形といってもいいかもしれません。
上に見えている石の部分は、どの程度かは
ある程度わかります。
ただ、地中に埋まっている部分は
どうなっているのか、わからないのです。
工事に取り掛かって初めて、わかるってのも
あるんです。
ましてや、基礎工事、基礎コンクリートって
ホントに開けてみなくてはわかりません。
開けてみて、ビックリ、ってことがけっこうあります。
竿石と上台、花立石を取り除いた状態。
あ、供物台もないですね。
雨降りだったので、思うようにはかどらなかったようです。
お墓本体はおおよそ運び出しました。
残るは外柵の石、と思いきや、
納骨口がコンクリート製で作ってあります。
石材店さんがしっかり制作しておられるので、
けっこう頑丈です。
ハツリ作業してみましたが、なかなかすんなりと行きません。
ので、今度はドリルで穴をあけて、割る作業をしてみました。
割るとスムーズに解体作業が進みました。
やり方によって全然違うものですね。
コンクリートガラを取り外して、少し生えた根っこのつる草を処分して、
コンクリートガラを処分して、
完成しました。
というか、「お墓じまい」作業、完了しました。
なんだか、ちょっと寂しい気がする、「墓じまい」の季節です。