Q124~関西型ってあるの?
あります。
正式にそう呼ぶかどうかはべつとして、
関西に多いのは、
関東型が重層、豪華、に対して、
関西型は簡素、です。
一般的に、これが基本的な形です。
横、裏はまっすぐな細い石のみ、
正面は、真ん中に入り口を設置しただけ、
という形ですね。
この真ん中の入り口はクリ段と言って
階段の奥が曲面に喰ってあるのでそう呼ぶのかな、と思いますが、
一番簡単な形です。
お墓が建つと、こんな感じですね。
正面左右の丸灯ろうがかなり重たい感じです。
この写真の両サイド、右と左はクリ段型。
真ん中は普通の階段のお墓ですね。
クリ段は一段の階段でしか使えないので、
真ん中の階段タイプを利用することが多いですね。
ちなみに、墓相のお墓はクリ段が基本のようです。
それのバリエーションタイプとして、
入り口が正面前面になっている、
こんな形を「通し段」と呼びます。
階段が端から端まで通っている、から。
入り口が広く使えるので、私はこれは好きですね。
ただ、灯ろうを置いてしまうと、せっかくの通し階段が台無し
なので、灯ろうは置かない、
置いたとしても、できるだけ小さなものを置きます。
これは、その通し階段の一段のタイプ。
この墓地は駐車場からお墓まで、ほぼ段差無しの
バリアフリー構造なので、
お墓もできるだけ段差のない、お墓参りできるお墓を推奨します。
それができる構造ですね。
その奥のピンクのお墓がまさにその構造です。
ただ、手前のお墓は、入り口の段差が大きいので
このままではバリアフリーとは言えないですね。
これなんかも完全に墓域と参拝部分を分離した構造です。
関西型と言いながら、そのバリエーションタイプもご紹介しました。
外柵はその形で、お墓のイメージがずいぶん変わってきます。
お墓とあなたのイメージに合った外柵をお勧めします。
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