墓相墓にもいろいろありますが。。。
但馬、豊岡のお墓のプロ、大北です。
今日は2度目の更新です。
暖かくなってきて、お墓工事のお問い合わせがだんだん増えてきました。
春はお墓建てる絶好の季節ですよ。
ぜひ、お問合せ下さい。
さて、墓相のお墓です。
実は、あまり詳しくないので、間違ったことがあるかどうかも
分からない部分があるのですが、ご容赦ください。
で、下のお墓。
非常に普通の墓相墓です。
最も伝統的な「墓相墓」だと思います。
でも、墓相墓は場所を取るので、2区画を利用されています。
一区画では狭い、ってことなんでしょうね。
こちらも、花立が先ほどの墓相墓とは違いますが、
間違いなく、「墓相墓」です。
石は、北木石です。
墓相墓の特徴として、
① 右奥隅にある五輪塔は普通のお墓より台も多少大きくて、背も少し高い。
② 墓地区画の外に、外部とを仕切る境界の石がある(青の矢印の部分)
(いわゆる外柵とは別で、二重に外柵があるように見えます)
③ 墓地区画内に侵入しないで、お参りできるように、入り口付近正面に
ロウソク立、香立、花立が設置されている。
(墓地区画内は神聖な場所なので、土足で侵入しないように)
④ お参りするお墓と遺骨を埋葬する場所を分けてある
(赤で囲った部分に遺骨を埋葬する)
などがあげられます。
④に関しては、
日本は昔、マイリハカ(参り墓)とウメハカ(埋め墓)が分かれていたので、
違和感は抱かないようになってます。
非常に考えらえたお墓の構造です。
お墓に必要なものは全て含まれていて、過不足ない。
全てが考え抜かれたお墓のスタイルですね。
ところが、最近、それをはみ出したお墓が
出来つつあるようです。
普通の墓相墓は指導していただける人があって、
ひとつの定まったサイズ、位置、建て方があるはずなんですが、
それに則らない形のお墓があります。
こちらは、水子供養のお地蔵さまのみしか、建ってません。
先祖代々の供養塔がありません。
こちらは、そのお地蔵様のお墓の隣のお墓。
それぞれのお墓は仕切りの外柵石はあるんですが、
その間を植栽の木で仕切られてます。
あまりこういう木は嫌うのが墓相のお墓ではなかったかな。。。
それと、
ウメハカエリアはないので、おそらくど真ん中か、
左手前のあたりに埋められるのかと。。。
墓相のお墓は移動することが前提なので、
そのお墓の下にはあまり埋葬しないと思います。
(私の予想ですが、おそらくそうでしょう)
まあ、この程度なら、許容範囲ですが、
すごいお墓が今、すごい勢いで出来つつあります。
位置関係は墓相墓ですが、まったくもって墓相墓ではないですね。
五輪塔大きすぎるし。。。(^_^;)
いわゆる「なんちゃって」、ですね。
まあ、これはこれでいいんです。
普通のお墓ですから。。
でも、これは。。。
いや、これは。。。