Q014~宗教、宗旨、宗派不問って?
○…「宗教不問」とは、
仏教、キリスト教、神道などいずれでもかまわない、ということ。
どんな宗教を持った人でも大丈夫です。ということ。
普通公営墓地、民間墓地はこれですが、寺院墓地では少ない。
寺院墓地でこういう表記の場合、確認をすべきでしょうね。
○…「宗旨不問」とは、
仏教徒なら、宗旨はいずれでもかまわないということ。
天台宗、真言宗、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗、時宗
など、どんな宗旨でも仏教ならかまわない、ということ。
ただ仏教系新興宗教は確認を。ダメな場合もあります。
○…「宗派不問」とは、
同じ宗旨なら、宗派は問わない、ということ。
浄土真宗なら、本願寺派だろうと、大谷派だろうとかまわない。
臨済宗なら、大徳寺派だろうが、建仁寺派だろうが。。。
なにしろ15もあるんだから。。。
曹洞宗は一つですよね。
基本的には上記のとおりなんですが、
注意するポイントは、
「過去、宗旨宗派不問」という場合があります。
今までの宗旨宗派は問わない、と言う意味。
過去の経歴は問いませんよ、ということです。
「過去は問わないけど、今後はうちの宗派に従ってもらいますよ」
という意味です。
過去の経歴を問うているのか、
この墓地に入る条件を問うているのか、
両方の意味があるので、しっかり理解してから決めましょう。
寺院墓地の場合、「宗旨宗派不問」とある場合、
「過去の経歴は問わないけど、今後はうちの宗派での
しきたりに従っていただきます」
の場合が多いと思いますよ。
寺院墓地で「宗教自由」はほぼありえない、と考えたほうが良いと思いますが。。。