石って非常に欠けやすいです。ので、、、
今日はちょっと施工(お墓の建て方)について、
書いていこうと思います。
今は基本、耐震施工、免震施工で建てるので、
一度施工したら、容易に動かすことは出来ないんですが、
例えば、
水鉢。
この真ん中の石なんですが、
これは、水鉢といって、三つ並んでいる金具の真ん中、
コップの形の部分はお水を供えるものですが、
それがあるので、水鉢って言うんですが、
関西型の納骨方式なら、この水鉢は
納骨口のふたの役割もあるんです。
つまり、
これを動かして、納骨するわけです。
なので、この石は固定できません。
可動でなければなりません。
その両端の花立も同様に
「動く」前提です。
お掃除のとき、汚れがひどい場所となるので、
どうしても動かしてお掃除、となります。
そこで、いつも問題になるのが、
石同士の接触による欠損です。
石って予想以上に欠けやすく、
ほんのわずかに石同士が当たっただけで、
欠けたりします。
非常に欠けやすいんです。
それを防ぐために、
石同士を直接接触させないよう、
「緩衝材」を挟み込みます。
それがこれ。
「目地テープ」と呼んでいますが、
いわゆる両面テープです。
しかも厚みがあるので、クッション材としても
使えるわけです。
このように、両面とも粘着します。
ただ、接着力は全く期待できる代物ではありません。
耐震施工、免震施工のためのテープではありません。
そもそも接着力は全く期待できないレベルです。
ときどき、これで耐震、免震施工って
大丈夫???
って聞かれたりすることがたまにありますが、
大丈夫、じゃありません。
これはそのためのものじゃないから。。。(^_^;)
花立の下面、下場に張ります。
滑って一番欠けやすい部位だとは、
以前ご紹介しました。
花立が一番欠けやすいんですよね。
この下場も非常に欠けやすい部分です。
そして、
この中台との接触面にもテープを張ります。
このように、テープの厚みで、石同士が
接触せず、わずかに隙間が。。。
このように、石同士が接触する場所で、
花立、水鉢など、可動する部分に
目地テープをはりますが、
これは、耐震、免震施工とは全く関係ありません。
ご理解ください。
ただ、このテープも耐用年数がありますし、
動かしているうちに剥がれたり、
切れたりします。
いつまでも存在するものではありません。
はがれてしまって、
新しく付けて欲しいと言う場合、
有償にて、張替えさせていただきます。
よければご利用下さい。
ちなみに、
剥がれてからでは遅いので、
お早めに。
◇ あなたに代わってお墓そうじします・・・happy shine