【青木石】の磨き直し2~青木石独自の性質
おはようございます。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
ビルの壁面を石の割り肌でつくってあります。
なかなか素晴らしいですね。
日本は木の文化なので、こういう石の壁って見慣れないですが、
それだけに魅力的に見えます。
特にこの当たり、すごく面白いし、興味深いです。
ただ、全て(?)の石が「外国産の石」なのがすごく残念ですが。。。
さて、青木石の加工をしております。
一面だけ磨けたのですが、その後も磨いていきます。
先日磨いた一面。横に置いた元々の表面と比較するとすごく違いが分かります。
ひっくり返して、裏面も磨きます。明らかに光沢が違いますね。この写真でも分かるな。。。
ここ、少しだけ「黄色く」なっておりますね。この石の特性ですが、このように端が黄色くなります。
ならない青木石もあるのですが、なる場合が多いかな。これは磨きでは取れない場合が多いです。
研磨盤で磨いていくと、表面を一枚薄皮をはぐようになって、全く新しい光沢が出てきます。
美しい光沢が出ました。でも先ほどの黄色い変色部分の黄色は落ちませんでした。長年の経年の間に、内部深くまで黄色く変色してしまっているので、磨きでは取れないのです。
そういう性質を青木石は持っております。でも、これでメリットですか?青木石の欠点ですか?
先日、石材商社の営業マンさんが来て、この石を見て「大島石ですね。」と言いました。実際、磨いた後、私も「これって、もしかして大島石では?」って思ったほど。
それほど大島石に似ている、そっくりな石なんです。それほど光沢が美しい石です。
光沢が美しいのもこの石の性質。端が黄色くなりやすいのもこの石の性質。石って、自然からの頂き物ですから、いろいろな性質を持っています。
いいところもあれば、ちょっとこれは。。。って思うところもある。でもそれでいいのではないですか?
大島石よりもワンランク、ツーランク安いです。国産の石でお墓を建てたいって思った時、青木石、いい選択ではないかと思います。