兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

「お骨を土に還す」のは可能か?

  
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「お骨を土に還す」のは可能か?

おはようございます。兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

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お墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」取得者です
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」の北近畿唯一の代理店です
☑ (一社)日本石材産業協会常任理事をしております

おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

焼骨は大地に還るのか?

時々、言われれたり、聞いたりすること。

「(亡くなった人の)お骨を土に還したい」ということ、聞いたことないですか? 私の住む但馬地方だと割とよく聞いたりします。でも、ひとこと言わせてもらいます。

現代の火葬された焼骨はほぼ100%、土には還りません。

理由はいくつかあるんですが、いちいち説明させていただきます。その理由を説明します。

現代のお墓は遺骨を土に還す構造ではない

かつて、昔のお墓はそのままズバリ、「亡くなった方(ご遺体)を大地に還すための場所」でした。

そういう目的でお墓を建てられていました。昔というのは「土葬」の頃、ということです。

土葬のお墓と現代の大きな「家墓」は似て非なるもの、まったく別のものです。かつては墓穴と呼ばれる大きな深い穴を掘って、そこに安置されることで、土の中のバクテリアだとか、様々なことで大地と一体になって時間をかけて自然に還っていったのです。

それが土葬から火葬の時代になって、遺骨が壺に収まるサイズになり(関西のみ?)家族みんなで一つのお墓(家墓、代々墓などと呼ばれます)になったことが一つ。

そして土葬のように地中深くに埋葬する必要がなくなった(できなくなった)ことが理由の2つ目だと思われます。

大き目の「家墓」を建てて、その中に安置すればいいようになったので、「(深く土の中に)埋葬」ではなく、「(お墓の中の土の上に安置する)埋蔵」となりました。

「埋葬」と「埋蔵」は全く違います。土の上に置かれただけの埋蔵だと「大地に還る」ことはほぼできません。しかも「壺の中での埋蔵」だと100%土に還るわけがない、のです。

焼骨は土に非常に還りにくい

現代はまず、人が亡くなった後、葬儀して火葬されます。非常に高温で遺体は焼かれ、「肉体」はその時点で、自然に還っているといってもいいでしょう。残ったのは、焼骨です。この焼骨は火葬する前の遺骨とは別物になっています。経験上、また同業者のご意見を聞いてもそうなのですが、非常に大地に還りずらい状態になっています。焼かれたことでお骨がセラミック化して、分解されにくくなっているのでは? と思われます。おそらくお墓に埋蔵されて数百年経過しても残っているはずです。

ですから、もし昔のように、その焼骨を土葬(土の中に穴を掘ってその中に埋葬し、土をかぶせてしまう)という方法をとっても、完全に土に還るかは疑問です。瀬戸物(上塗りした陶磁器)は、土と一緒に交じって土中にあってもなくならないのと同じ原理ではないのかな。

お墓の掘り返しをしてると、時々、骨壺の割れたものなどが出てくることがあるのですが、ほぼ原形をとどめて出てきます。高温で焼かれた焼骨はとても大地に還りずらい性質に変化しているのではないかと思われます。(想像ですが、可能性は高いです)

で、ここでよく考えてください。これって「樹木葬」と同じ状態ですよね。

樹木葬も実は大地に還るかどうかはわからないです。

特に大規模な樹木葬でよくされている「塩ビ管を埋めて、その中に埋蔵される」タイプの樹木葬は100%、土に還りません。一見、途中に埋めて、土に還る、シンボルツリーの一部になる、みたいなイメージですが、それは絶対ありません。塩ビ管の中でどうやって土に還るのかは不明です。ありえませんね。

樹木葬の場合、粉骨(パウダー状に細かくして)納骨しますが、細かくするので見えにくくなるだけで、果たして土に還っているのかどうかは極めて疑問です。特に上記の塩ビ管、土管等に納骨されるタイプの「樹木葬」は土に還ることはまずない、と思った方がいいと思います。

まとめ

かつての土葬は遺体をそのまま土の中深くに埋葬していたので、「大地に還る」というサイクルがあったんですが、今は焼骨となったため、「大地に還る」というサイクルが途切れています。しかも、人が移動しやすい社会になってきて、それに伴って遺骨も移動させたいという需要が高まっている現代、移動させるためには「大地に還ってもらったら困る」という事情もあります。お骨も移動する時代だということをよく認識して、お骨の安置する場所を考えるべきかもしれません。

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