【大島石】の美しさは、比べようがない

西日本で「お墓の石」として特に有名なブランドの石について書いてます連載の3回目。
今日は「大島石」の特長を中心に書いてみたいと思います。
兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。

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お墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」取得者です
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」の北近畿唯一の代理店です
☑ (一社)日本石材産業協会常任理事をしております

おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

大島石のネームバリュー

西日本、いや、全国的に見ても、日本産の有名な石と言えば、おそらく「大島石」かなり上位に挙がってくると思われます。瀬戸内海の島、大三島から採掘される銘石です。それほど有名な石ですが、以前、こんなことがありました。

ある方のお墓のリフォームをしたわけです。古いお墓の石を磨き直して、それに加えて中国産の白みかげ石の五輪塔を新しく設置したんですね。その石はその頃、中国産の石が大きくシェアを占めつつある時代で、「新大島石」などという名称を使っていました。今ではありえない名称ですが。。。

その工事が終了した後日、あるうわさを聞きました。

そのお墓を建てた方が「大島石でお墓を立て直した」と近所の人に自慢しまくっている、という噂です。

もちろん、その石は「中国産のリーズナブルな石ですよ。それでいいですか?」と十分すぎるほど説明はした上です。まあ実害はないですし、敢えて反論もしなかったのですが、それほど大島石がブランド石として通用していたという証拠ですね。少しお墓の石を聞きかじった人なら、建ててみたい石、大島石です。

 

ブランド石になることとは?

確かに、ブランド石になることは、大切なことなのかもしれません。そうなると指名買いという現象が起きます。「良い石で建ててくれ。そう、大島石がいいな」というお客様が一定数いらっしゃるということです。

でも、デメリットもあると思うのです。

石の採掘って、工業製品を作るような、生易しいことではありません。自然の頂き物である天然の岩石から、多くの不要物を取り除き、ごくわずか採れるか採れないかという無垢の、つまり傷とか不自然な模様とか、黒玉、白玉、線模様などがない、全くない石を探し当てて、それを一流の職人の手によって無垢な状態で取り出し、一流の職人の手によって加工されて、やっとお墓になる。それがお墓の石のできる過程です。

ホントに手間と時間とプロの目と勘と長年の経験がなせる技の集合体の結晶が「お墓」なのです。そんなに大量にできませんよ。そんなに大量には無理なんです。工業製品のベルトコンベアに流れながら、どんどん出来上がっていくようには、絶対に無理なんです。特に、ブランド石のお墓は。。。

 

私が好きな石は。。。

昨日の記事にも書きましたが、西日本の有名ブランドの石3つのうち、私が一番好きなのは、「大島石」です。それだけは間違いないです。でも、どんな大島石でも好きです、とはどこを見ても、どこを探しても書いておりません。私の好きな石は「大島石」です。それも最高級の大島石なんです。

昨日も書きましたが、大島石の特長は「見た目の美しさ」です。逆に言えば、それしかありません。それ以外では大島石を選ぶ意味がありません。ほんとに極論を言っているとは思いますが、私が感じている大島石の魅力はそれだけです。だから、逆に言えば、そこで妥協してしまうと、大島石を選ぶ意味がない。

 

大島石の本当に魅力は。。(まとめ)

それは、ほんとに美しさ。見た目の美しさ。見たものを魅了するキメの揃いと深い青。そして、惚れ惚れする存在感です。それだけは何物にも代えがたい。お墓として出来上がった時の満足感はことさらです。

とにかく大島石ならなんでもいい、という世界とは明確に違うということを分かっていただきたいのです。それにはブランドとしての大島石はあっても、何ひとつ魅了するものはありません。



雨漏りしないお墓~「信頼棺」®
大北 和彦(おおきた かずひこ)
1966年生まれ。昭和元年頃から続く「おおきた石材店」3代目。さほどの強い動機もなく始めた石材業だったが、仕事を通じて石にかかわる楽しさ、墓の素晴らしさに目覚め、お墓のプロの証「お墓ディレクター試験」第1回(2級)試験に合格、その翌年から開催された「お墓ディレクター1級試験」にも一発合格し、但馬で唯一の「お墓ディレクター1級を取得する石材店」となる。
兵庫県でも指折りの「お墓好き」を自任するが、その大好きな墓石について、困っている、悩んでいる人が多いことに気づき、お墓についての疑問・質問に答えるため「お墓Q&A」をブログにて執筆中。
1000記事を目指している。