兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

地震に強いお墓の建て方⑧~軟弱地盤には建てない

    
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地震に強いお墓の建て方⑧~軟弱地盤には建てない

おはようございます。福島の地震の影響を見学に行かせてもらったことをアウトプットする目的で書き始めた記事が10記事目を数えました。

◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会常任理事

おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

そろそろ本題というか、一番大事なことに入っていきます。でも決して難しいことではなく、誰でもわかると思います。

足場が不安定な場所では、どんな立派なものでも倒れてしまう。

つまり、

地盤、地面がしっかりしていないとどんなに立派なお墓を建てても、どんなに強固なお墓を建てても、簡単に倒れてしまう、ということです。

お墓を建てる人は気づかないかもしれませんが、実はあなたのお墓を建てる人は気づいています。以前建てた隣のお墓工事の時、基礎工事をしたとき、気づきます。ここは軟弱地盤だということを。

お墓の地面をランマという踏み固める機械を使って押さえ込んでいる時、地面が跳ねるのです。地面がふやふやで全然固まらないときがあります。家を建てる時は絶対にこのまま基礎工事をしてはいけない土地です。何らかの地盤対策をしないといけません。

でも、お墓は面積が小さいし、家ほど重くないから大丈夫では??(お客様の声)

お墓を横から見てください。お墓の石って、お墓全体から見て、後ろの方にないですか? 

横写真がすぐに見つからなかったので、正面からの写真になりますが、奥の方にお墓の石って固まっていますよね。手前は比較的軽く、奥に行くほど重たいのです。

偏荷重と言って、面積全体に均等に重さが掛かっていないのです。均等ならそのまま沈んでも均等に沈みそうですが、実は偏荷重のお墓は後ろ向きに倒れやすいのです。
(注 お墓の土地の形状によっては逆に前に倒れているお墓もあります。お墓の地面次第です。)

でも、たいして重たくないので大丈夫では?(引き下がらないお客様の声)

お墓工事をされたことがないので、ご存知ないのかもしれないですが、実はお墓はけっこう重たいのです。上の写真のお墓はトータルで2トンくらいあります。石って実はすごく重たいのです。
(ご存知の方はよくご存じだと思います。)

場合によっては、1㎡あたりだけで考えると、住宅よりも重たい場合もあります。

一般的な木造住宅の1m四方あたりの重さは300キロといわれています。
それに対して、お墓は和型の場合、豊岡市営霊苑とかなら、石の重さは全てを入れて2トンくらいです。それを6㎡ですから、1㎡当たり333キロ。木造住宅と大して変わらないくらいなのですが、写真を見ていただいてわかるように、後ろがかなり重たくて、前はそれほどでもないので、前半分が0.5トン、後ろ側が1.5トンとかになると、後ろの重さは500キロ/㎡、前は160キロ/㎡とかになってしまうわけです。

これだけ重さが違うとどうしても後ろに沈もう、傾こうとなります。

さて、しっかりした土地でもこうなりがちなお墓。軟弱地盤ではもう火を見るより明らか、ですね。

となると、どんな地震対策を施しても、地盤が軟弱だと、全く意味がないということになります。
たしかに昔から見たら、べた基礎コンクリートの上にお墓を建てるようになったので、以前より強固になっています。しかし、それでもその下が軟弱だったら、

コンクリートというサーフボードの上に乗ったような状態です。

どう傾くかわからない地盤という海の上にコンクリートというサーフボードを浮かべて、その上にお墓を建てている。さてそれで大丈夫だと思いますか?

少なくとも軟弱な地盤の土地には建てない。どうしてもそこしかない場合は地盤がしっかりとしたものにするために何か対策をしないといけません。

そのお墓の重さに耐えうるだけの地盤でなければ、何らかの対策は必ず必要です。

また、軟弱な地盤は地震が発生した時、地震の揺れを増幅すると言われています。現に、先日の福島のお墓でも同じ墓地の中でも被害が甚大な場所と比較的軽微な被害の場所がありました。それは明確に分かれていて、隣同士のお墓でも、右は大丈夫。左は倒壊という場所がありました。

地盤の軟弱な土地は地震の力を増幅して伝える、というのはおそらくあり得る話ではないかと。

今建っているお墓の地盤調査は、なかなか難しいかもしれませんが、お墓を引っ越ししよう、とか、お墓を本格的にリフォームしようという時、地盤調査をしてみることをお勧めします。

また、簡単な指標ですが、

 周囲のお墓が傾いているか、傾いていないか? 

〇 建って10年以上経過しているお墓が傾いているか、傾いていないか

〇 お墓の地面(コンクリートがない場合)に細い鉄棒を差し込んで簡単に入ってしまうか? 叩き込んでも入らないか? 

などのことを確認することで地盤の強固さ、軟弱さを確認することができます。あくまで指標ですので、正確には専門家に調査することをお勧めします。

さて、ではどう言った対策が必要なのか?

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