Q006~伝統的なお墓の形、個人墓と夫婦墓とは?
さて、お墓の分類に入っていきます。
この分類方法、いろいろあります。
私たちお墓のプロの分け方で行きますと、
代々墓、納骨堂、永代供養墓、その他の供養墓などと
分けたりしますが、
このブログは
お墓のことをあまり知らない。
でも、お墓を建てないといけない。
でも、どんなお墓を建てればいいか分からない。
私に一番いいお墓の形を教えて!!
という方に向けて書いておりますので、
もっとわかり易い分類方法で行きましょう。
そのお墓に誰が入っていますか?(入りますか?)
という問いに対する答えで分けたいと思います。
○ 身内の人(あるいは一人)だけのお墓
と、
○ 他人と一緒に入るお墓
という方法で分けましょう。
まず、
身内の人(あるいは一人)だけのお墓、です。
当然、
①代々墓、家墓
というものもこの中に含まれます。
さらに、その中には、江戸時代に良くあった
②個人墓と
③夫婦のお墓(夫婦墓~めおとはか)
があります。
これが夫婦墓です。
向かって右にご主人。
左に奥さんという風に法名が刻んでありますね。
ご夫婦だけのお墓です。
ここに古いお墓いくつか建っていますが、
全て個人か夫婦墓ですね。
これは個人のお墓。
このように江戸時代以前は
基本個人か夫婦墓だけでした。
それが明治以降、
お墓を建てることが大変、
墓地が狭くなってきた、
などの理由で
「家墓」あるいは
「総墓」「代々墓」というものが作られ出したんです。
その伝統的な個人墓、夫婦墓が
最近になってちょっとずつ復活し出しています。