日本の石でお墓を建てるべき4つの理由
お墓って耐用年数は100年以上などと言われていますが、
とにかく、長い間、お骨を守ってもらうものですから、
石の選択って大事だと思います。
その中で、最近8割が外国産の石だと、言われてます。
でも、
日本の石も最近徐々に見直されつつあります。
どうして、外国の石ではなくて、日本の石を選ぶべき、なのか?
① 実績が違う
日本の石は50年とか中には100年、日本の国内で
お墓だけでなく、いろいろな建造物に使われています。
つまり、耐用年数は立証済みって訳です。
それに対して、
外国の石、古い石でも
15年とか20年とか言うレベル。
石の特性を表す数値が良くても
実際に日本の風土で50年、100年レベルでの実績がないんです。
外国の石の中でも比較的古い韓国の石など、
かなり厳しい風化状況におかれている石も散見されます。
日本の風土に合うのか、合わないのかは
10年、20年、50年経ってみないと分からないことも多いんです。
② 保守(メンテナンス)が比較的容易
建てたお墓のあとあとのメンテナンスを考えた場合、
外国の石は新しい石が毎年、出てきて
毎年、使われていた石がいろいろな理由で使えなくなっています。
採掘場が閉鎖。
採掘業者が倒産、
採掘場に道路を作るので強制閉鎖、
採掘場に盗賊が出るので、石の流通ができない!!
石の単価を上げるため、偽装閉鎖?
など、
様々な理由で石が手に入らなくなることが多いのです。
何年か後、メンテナンスのため、その石が必要となった場合、
その石が残っているのかどうか?
流通期間が短ければ、残っている可能性も小さくなります。
まして、
これほど多くの外国の石が毎年毎年、
生まれては消えている状況では10年後に
その石がどこかに残っている(在庫)されている可能性は
ごく一部となるでしょう。
それに対して、
国内の石は、長い歴史の中で徐々に淘汰される採掘場は
ありますが、
さほど多くの採掘場が閉鎖に追い込まれることは
それほど多くありません。
しかも、全国的に流通しているお墓に使える石は
全国に行き渡っているので、探せば必ずどこかに
在庫があるのです。
メンテナンスを考える時、この違いは大きいです。
③ 割安感、割高感の差がなくなった
外国の石は割安、国内の石は割高。
これは日本の石材業者なら常識です。
いや、常識でした。
つい最近まで。
でも最近の円安。
中国国内の事情。
あ、説明不足だったかもしれませんが、
日本のお墓のうち、外国産の石の割合は8割だとお伝えしましたが、
日本の石、外国の石を含めて、日本のお墓のうち、
中国で加工されている割合はおそらく9割近いんじゃないかと。
ほとんどが中国の福建省他で加工されているんです。
残りの1割強がその他の外国および日本国内だと思います。
その割安の中国加工が円安と加工に従事する労働者の
賃金の上昇、福利厚生の充実、労働効率の低下などにより
すごい勢いで高騰しています。
場合によっては、日本国内加工の方が安い場合もあるんです。
つまり、相対的に
中国加工が高くなった分、
日本国内の加工が割安になってきた、
ということ。
④ 良質な石の可能性が高い
玉石混交。
外国で採れる石はほんとに様々です。
良い石もたくさんありますが、
後で問題が出てくる石もあります。
採掘して、お墓に使えそうなら、すぐ使おう。
後で問題が出てくると、止めよう。
そんな感じで使われる石もあるようです。
日本の石はどうでしょう。
古くから使われる石は当然、長い間の実績で
いい石だと分かると思います。
あまり知られてない一番のポイントは
後で問題が出て来やすい石は
石材業者さんも敬遠してあまり使わない、
ということ。
売れない → 閉鎖(採掘停止)
という淘汰があります。
つまり、
淘汰を生き残った石は良材だといえる、
ということ。
外国材も実績を積めば、良材ということになるんですが、
それを判断するには時間が不足しているということです。
ただ、日本の石ならどれでも最高!!
というつもりはありません。
日本の石でも、向く地域、向かない地域があります。
どこに建てるかによって、選ぶことも必要でしょう。
また、
日本の石には日本の石のそれなりの事情があり、
それを知っていないと後で後悔することもあります。
「こんなことなら、外国の石で建てておけば良かった」
ということにならないよう、
日本の石でお墓を建てようと思うなら、
その日本の石を熟知した石材店を選ぶべきでしょう。
その特性、よさ、悪さ、適材適所を判断しなくてはなりませんから。
あとで後悔することがないように。
国内の石材を熟知している業者さんの情報を知りたいなら、
こちらへ。
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