【豊岡西霊苑D区画】お墓の2重台と3重台の違い
おはようございます。
いよいよお盆が近づいてきました。
但馬、豊岡のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店、大北和彦です。
お盆ウィークが始まりました。
お盆は石屋さん忙しい、というのはみなさん、お感じになっていると思いますが、
お盆ウィークに入ると、逆にお墓そうじ、お墓参りの方が多いので工事は一切致しません。
つまり、お盆休みに入るわけです。
今年のお盆前は体力的にも、精神的にもハードでした。お盆後は、もう少し涼しくなってほしいな。。。(^_^;)
ところで、お盆前、豊岡市の市営西霊苑の工事しておりました。
豊岡市営西霊苑のD区画です。全部で135区画の墓地(墓域)があります。
ほぼすべての区画は使用者が決まっております。区画の使用者が決まっていない(使用者募集中)区画は数区画だったと思います。
使用者が決まっているのですが、お墓がまだ建っていない区画が30近くあります。
つまり、105区画にはお墓が建っているわけです。その内訳は和型のお墓がほとんどで、デザイン墓、洋墓に分類されるお墓は10基ほどです。
105-10=95基のお墓は「和型」のお墓となります。
その95基のお墓のうち、3重台のお墓が【74基】。2重台のお墓が【21基】建っております。
「2重台と3重台、どう違うんだ」と思われる人、たぶんあると思います。
これが2重台のお墓です。
一番上の「〇〇家之墓」と彫ってある石が竿石とか仏石とか呼ばれる石です。まあ、お墓で一番大事だとされている石です。その石を支える台となる石があります。
上から、「上台、または一重台」その下が「中台、あるいは2重台」と呼ばれる石です。つまり、台石が2つあるので「2重台のお墓」と呼ばれるのです。
この場合、お骨は中台の下に埋蔵されるので、「地下に埋蔵されるお墓」となります。お墓の地盤が水はけが悪い場合、お墓の中のお骨が入る部分が水(雨水)が溜まって、お骨が水没している、という場合もあります。気を付けないと、ですね。
一方、3重台のお墓とは?
こちらが3重台のお墓です。
一見、同じに見えますが、よく見ると、台の石が3つあります。
一番下の台石は下台とか、あるいは芝台とか呼びます。芝台というのは、直接地面に接する石なので、芝の中に置かれる石ということで、芝台と呼ぶ、という説を聞いたことがありますが、多分そうなんでしょう。
とにかく芝台付きの3重台というお墓です。
で、もう一つの特徴というか、構造的な問題ですが、
「芝台(3重台)のほとんどは四つの石を組んである」ということ。
ここを見てください。
草が生えてきていますね。石の間から。石の隙間から。
4つの石を組んであるので、隙間があるんです。なので、草が生えてきます。
隙間から草が生えるようなのに、どうして4つ石を組んでまで、2重台を3重台にするのか?
あえて、価格も高くなるのに。
その答えは、長くなったので、明日書きます。
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