最近使わなくなった石。
おはようございます。
今日午後から最近使わなくなった石の
お墓の文字彫刻します。
韓国の石で
「陰城」(いんじょう)といいます。
以前、中国の石が輸入され出す前は
韓国の石、結構使われてました。
おおきた石材店でも私の父の時代、
この陰城を筆頭に
「栄州」(えいしゅう)
「テイセン」
「黄登」(おうと)
といった石をよく使った時期がありました。
特にこの陰城、
国産で一番使っていた「青木石」の代替品として
多用しました。
目が細かく、色目もおとなしめで
青木石表情が近く、
ずいぶん建っているのを目にします。
ただ、最近全く使いません。
価格的に合わない、ということもあります。
以前はそれなりに需要のある価格帯でしたが、
中国製品が輸入され出した現在、それより
リーズナブルな石が他にもあります。
また、吸水率も多少高め、
それほど硬い石でもないので、
加工はしやすいですが、
耐久性という点で、他の石と比べてどうか、
というと、やや疑問な点があります。
今回は、あえて、夫婦墓でご先祖様のお墓と
形、石種を揃えて欲しい、というご要望で
あえてこの石を使いました。