五輪塔というお墓に使われる石塔を知っていますか?

◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
◇(一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
◇ 「地震に強いお墓」施工店
おおきた石材店
昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

五輪塔という仏塔は5つの石から成り立っています。
それまでに、仏塔??? 仏塔って何?
そもそも、仏塔って何?
仏塔、石塔、墓石と似たような名称のものがありますが、その違いって知っていますか?
まず、「墓石」すぐわかると思います。お墓の石ですね。(そのままですね。。。)
そう、つまりそのまま。亡くなった人の遺骨を納める石でできた構造物。

それに対して、「仏塔」とは。お釈迦様のお骨を納める構造物だったのです。本来は。そのうち、仏教の教えを体現する塔(構造物)として進化しました。日本全国にある五重塔も仏塔ですよ。最初は仏教発祥の地、インドででき始めた仏塔が中国⇒日本と移っていくうちにいろいろ変わってきたようです。

ウィキペディアよりお借りしました(663highland – 投稿者自身による著作物, CC 表示 2.5, リンクによる)
その「仏塔」のうち、石でできているものが、「石塔」と呼びます。つまり、「石の仏塔」ですよね。

江戸時代のお金持ちの大名とか、武士階級の人が「私も死んだら、お釈迦様と同じ世界に生まれたいので、仏塔にお骨、埋葬してね」とわがままを言うようになり、それが一般庶民にも広がり、その仏塔、五輪塔が日本中に広がって、たくさんの人が五輪塔のお墓を建てるようになり、お墓の王様になった、という経緯。
(多少間違っているかもしれないけど、簡単に言えば。。。)

このイラストを見たら、分かるように、「仏塔」の一部に「石塔」があり、その石塔の一部に「墓石」が重なっているわけです。この3つが重なっている部分のほとんどが「五輪塔」です。
五輪塔の意味、知っていますか?
五輪塔って、こうなっています。

このようなお墓のことですね。

赤文字で記した5つの石が五輪塔です。
(正確には、上の二つは、くっ付いているので、4つの石ですが。。。)
その下の石は、台なので、その形に意味はありません。どんな形でもいいということです。
上の5つの石には、しっかりとした、仏教的な意義があります。
空、風、水、火、地はこの世界を構成している5代要素を示していると同時に、人間の肉体も表しているそうです。つまり、
地=骨
水=血液
火=熱
風=呼吸
空=生命
という具合だそうです。これは「五大思想」といって、五輪塔の基本的な考え方です。
五輪塔の意味は
五輪塔とは、おそらく日本独自のお墓の形で、真言宗の偉いお坊さんでもある覚鑁(かくばん)上人という人が考えられて、広められたお墓の形だそうです。お墓のカタチを発明して、それが広く一般の人にも人気になったというのは、すごいことですね。
その五大思想に浄土思想とを合わせて「五輪塔のお墓には、「死後は成仏し、往生できる」という意味がある」という意味を付け加えられたのです。
その後、
「五輪塔のお墓に埋葬すると、死者はみな成仏できる」
「五輪塔を墓地に建てると死者はみな成仏できる」
という考えが広く日本全国に広まり、お墓の王様とまで言われました。
上流階級の人々はこぞって、五輪塔のお墓を建てました。
それが、末法思想の時代にのって、大流行したのです。
つまり、「五輪塔」のお墓とは、ここに収まるだけで「極楽浄土に往生できる」ことが約束された、
誰もがそこに供養してほしい、人気のお墓になったのです。
最近は、代々墓を建てて、その横に五輪塔を建てて、供養塔とされている場合も多く見かけますが、
「五輪塔」自体を「お墓」として、その中にご遺骨を収めるのも正しいお墓の建て方なのです。

京都、化野(あだしの)念仏寺にある西院の河原(さいのかわら)のように、当時のお墓は「五輪塔」だったのです。
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