お盆明けに施工予定のデザイン墓を仮組してみました。

◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
◇(一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
◇ 「地震に強いお墓」施工店
おおきた石材店
昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

和型のお墓と違い、デザイン墓は仮組してみないと、分からない部分があります。
しかも、「今回は新しい試み」をしていますので、なおさらです。

比較的、オーソドックスな和型に近い、背の高めのデザイン墓です。
石はインド産の人気石種。おおきた石材店でも一番多く使わせていただいている「アーバングレー」という石です。
インド産アーバングレー
インドの石といえば、かつては、クンナム、インペリアルレッド、という派手な色の石が上がっていましたが、そこにいつからか食い込んで今では、インド産墓石材では一番有名になった石、アーバングレー。

和型のお墓、洋型のお墓、デザイン墓にも使える、オールマイティな石です。
石の性質としても、吸水率が低い。グレー系、白系の石に見られる水を吸って色が変わるということがほとんどありません。全く吸わないわけではなく、この石の色も影響しているんだろうと思いますが、色が変わらない、という部分もプロ受けして、すっかり人気石種になりました。
また、硬い石という部分でも有名です。サンプル石を叩いた時も硬い石特有の高い金属音がします。文字彫刻もなかなか彫れない石として有名で、彫刻泣かせの石でもありそうです。
逆にデメリットも少しあります。
石屋さんだけの話ですが、少し石の粒子が大きめで、硬い性質のため、文字彫刻がきれいに仕上げにくい性質があります。柔らかい中国産の石と比べたら、彫刻にかかる時間がずいぶん違うように思います。
また、文字の底を仕上げるのも難しい、時間をかけないと上手に仕上げにくい石でもあります。
新しい試みとは
今回のお墓は、雨漏りしないお墓、「信頼棺®」構造を採用していただきました。

本来なら、お墓の前、この蓋石の上に花立、水鉢石が乗るのが普通ですが、今回はお墓の後ろに設置しました。
新しい試みを採用した理由は
ということ。
石なので、移動するには、欠損するリスクがあります。私たちプロの石材店でも、その可能性はゼロではありません。
そのリスクを少しでも軽減できないかと、考えてこの構造にしました。
もう一点は、
ということ。
花立、水鉢(香炉)石はこれまでは、仮固定で済ませていました。なぜなら、納骨時、外さないといけないから。
外す前提の設置しかできなかったのです。そうなると、地震等の強い揺れの際、倒れてしまう可能性が高いです。お墓本体ではないので、仕方ない、という意識でいましたが、本来そうではないはずです。
信頼棺の納骨口を後ろに設置することで、今後、花立石、水鉢(香炉)石をしっかりと固定することが出来るようになります。これは、大きな出来事になります。
ただ、納骨口のスペース、芝台が大きくなってしまう、デメリットがあります。
芝台が大きくなる問題
納骨口はある程度のスペースをとってしまいます。しかも、納骨口は芝台(一番下の台)の中に内包しないと「信頼棺®」のお墓ではなくなってしまいます。
ですから、この構造は「和型」のお墓には、使いずらいです。和型のお墓は前後にもある程度の広さがあるから。
ただ、今回のデザイン墓には、採用できました。というよりむしろ、このデザインだから、この構造が出来た、と言ってもいいのかもしれません。

このようなデザイン墓はコンパクトな墓地でも建てられるように、奥行きがかなり詰めてデザインされています。今回もこのようなデザインだったので、後ろに納骨口を設計しても、通常の和型のお墓程度のスペース、寸法の芝台サイズに納まりました。
和型のお墓だったらおそらくこの構造のお墓は無理だと思います。
また一つ、進化したお墓、施主様が扱いやすいお墓、メンテナンス性の向上したお墓、安心できるお墓が出来ると思います。

出来上がりが楽しみです。

















