兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

ブラストシートの決定版?~ピコムのPゴムの最新バージョン

    
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ブラストシートの決定版?~ピコムのPゴムの最新バージョン

4月になりました。
新学期が始まります。
いろいろ忙しい4月ですが、こちらも新しく使ってみました。

以前からモニター使用させていただいていた、ピコムのPゴムシリーズ。
一般のお墓をお持ちの皆さまには
「なんのこっちゃ??」

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って感じですが、

お墓の文字を彫るために使うマスキングシートです。
これがないと文字が彫れないのですが、
この新しいものをモニター使用させていただいております。

さて、こPゴムシリーズ、おおきた石材店では「バージョン3」と
勝手に、ホントに勝手に名付けておりますが、
徐々に進化しているのは間違いないです。

「バージョン1」は薄くて、画期的だなって思っていたのですが、
熱に弱い弱点があって、摩擦熱で溶ける欠点があったんです。

で、次にできたのが、「バージョン2」。
(写真の一番右の色の濃いブルーのシートです)
ブラスト熱に強くて、改良版だったのですが、やや硬い。

そして、「滑りやすい」

どういうことかというと、手切りで使用した人にはわかると思いますが、
カットしていると、滑って必要でない部分まで切ってしまうのです。

手切りにこだわる私としては、少々無理があるかなって、ひそかに
考えていました。

DSC_0036

そして、その改良版として、できてきた「バージョン3」
(真ん中と左の薄いブルーのシートです)

真ん中は粘着シートが透明なプラスチックシート。
左はマス目が入った紙(質の)シート。

裏の粘着シートが違うので違うシートに見えますが、実際には同じものです。

さて、この「バージョン3」

湯口さん1

「多少、柔らかくなって切りやすくなってますよ」とのことでしたが、
実際カットしてみると、幾分、柔らかくなったかな、って感じ。
むしろ、カットする感じがゴムを切っているというより、プラスチックをカットしている
感触です。

欠点であった
〇 養生テープが剥がれやすい → 完全に解消しました。よくくっ付いております。
〇 マジックの発色が悪い   → 十分実用に耐える程度、書けます。
〇 ブラスト熱で溶ける    → 溶けることはほぼない。
は、解消しました。

更に、
〇 粘着力が強く、時々、「シマ」がカット時に剥がれてしまった場合も
再粘着してブラストがそのまま使える場合がある
→以前、ゴムシートを使っていた時は再粘着はほぼできず、接着剤等で張り直ししており、
非常に手間でした。

 

DSC_0023

〇 下地の石の模様が見えて、黒玉、白玉等をブラストで消すという「高等テクニック」??が使えます。
→以前のゴムシートは下地の石は全く見えず、計算して白玉を消すつもりが、文字の真横にしっかりと残る、
ということが頻発(??)していました。

など、強みも多いですね。

シートも薄いので、「シマが飛ぶ」という現象も起こりにくいはずです。

プロッタ(ブラストシートをカットしてくれる機械)を使っておられる石材店さんには欠点はほぼない、と言っていいと思います。

私のような、手切りにこだわる石材店にとっては、
「カットしにくい」
ことが唯一の欠点ではないかな?と思います。

追加彫等で一人分の彫刻などは全く問題ないですが、
新規のお墓で戒名を10人とか大量に彫刻する場合に
どうするかな?っていう感じですね。

さて、今年も「庵治ストーンフェア」にて、バージョン3のお披露目されるそうです。
(勝手にバージョン3とか言ってますが、正式名は違うと思います。。。(^_^;))
ぜひ一度使ってみてはいかがでしょう。

プロッタを使われる人には、全く問題なく使えるのでは?

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