兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー

地震に強いお墓の建て方シリーズ②~石の接着

    
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地震に強いお墓の建て方シリーズ②~石の接着

地震に強いシリーズ。
地震の多い関東より東の地方では「今更何言ってるんだ?」という話ばかりですが、西日本、特に関西、近畿地方はまだまだそこまで行っておりません。

◇兵庫県豊岡市のお墓のアドバイザー大北和彦です

兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー、おおきた石材店です。

☑ 兵庫県北部で唯一の「お墓ディレクター1級」
☑ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
☑ (一社)日本石材産業協会常任理事

おおきた石材店はお墓のことを全く知らない人にも、お墓を建てる時に大事なことをわかりやすくお伝えすることを第一に考えて情報発信しています。

こういう私自身も実は結構最近まで何も考えずお墓を建てていました。10年以上昔のお墓にはまだ十分な「地震対策」をしていません。なので、それより以前に建てたお墓は地震が来れば簡単に倒れてしまいます。

どうか、10年以上前におおきた石材店でお墓を建てたという方は一度、リフォーム検討してみてもらえないでしょうか? よろしくお願いします。

それを踏まえて、今回は一目でわかる「地震に強いお墓、弱いお墓」ということを書いてみたいと思います。

と言っても、すごく簡単。

お墓の石と石の間を見れば、一目瞭然ということです。

上の写真。お墓の石ですが、その隙間をよく観察してみてください。

指の部分、実は石と石の間に隙間があるんです。約3ミリ。その間に接着剤を装填。しっかりと石と石を固定します。そして、その接着状態を長時間維持するために、外気の空気に接着剤が触れないように、外から蓋をします。それをシールとか目地とか言いますが、写真のグレーの線に見える部分、そのシールしたことを表しております。つまり、このシールが3ミリあればいいということです。

接着剤メーカーはこの隙間が3ミリ、最低3ミリないと接着剤本来の性能を発揮できないと言っています。ですから、意味なく3ミリではなく、最低限で3ミリ、隙間を開けているのです。

しかも、その隙間に充填された接着剤が外気に触れ続けると硬化して、硬く固まってしまい、接着効果が薄れてしまうのです。だから、この隙間3ミリは大事なのです。極めて大事なのです。

しかし、兵庫県北部を含めて、近畿地方の石材店の皆さんはこの3ミリの目地(隙間)が気に入らないようです。

こちらはすぐ隣に建っているお墓です。最近建てたお墓のようです。隙間はごくわずか。1ミリ歩かないか、という程度。

こちらもほぼ隙間が開いていないですね。関西地方はこの目地(石と石の隙間)が限りなくゼロに近いのが、上手な石屋さん、という常識がまかり通っていました。その伝統が受け継がれてきているのか、同か。。。とにかく隙間(目地)は出来るだけない方がいい、という常識があるようです。

当時はそういう常識があったというのは、その当時のいろいろなことが絡み合っているので、正しい、間違っているというのは一概には言えないですね。しかし、この令和の時代になってしまったら、そんなことは言っておられません。

「お墓には地域の特性がある」というよく言われる言葉ですが、こと地震対策に関しては、地域性を考慮することの多くは無駄だと思います。

どんな土地でもいつかは地震が来るし、いつ来るのかは誰も予想できない。

隙間3ミリでは、地震に強いかどうかなど判断できないですよね。でも、

少なくとも、1ミリ以下しか隙間が開いていないお墓の建て方では、多くのお墓は倒れてしまいます。

でも逆に3ミリ隙間が開いているから、安全かというとそれも違っていて、接着剤の量、施工の仕方、
3ミリをキープし続けるためにどうするか、などいくつかの越えなくてはならない項目があります。それらをクリアしてないと地震に強いお墓とはならないのです。

次回は、石と石の接着方法の2回目。少し専門的な内容になります。でも、すごく大事なことです。


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