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    地震に強いお墓シリーズ③~石とコンクリート

    最近、久しぶりの投稿ばかりなのですが、ほんとに連続投稿は久しぶりですね。
    お墓と地震対策のシリーズです。

    石とコンクリートは相性が悪い、とはどういうことか? 

    上の写真は先日、福島県で地震の影響を受けた墓地の写真です。

    赤い線枠の部分は上の石を支えるコンクリートの部分です。正確には「モルタル」ですけどね。

    そこが分離してしまって、上の石が滑って、下に落ちてしまっています。

    ここがしっかりとくっついていてくれれば、恐らくもっと被害は少なかったはずです。でも、石(青矢印)とセメント(コンクリート)をしっかりと接着し続けることはなかなか難しいです。

    なぜなら、セメント、コンクリートというのは、接着力がないからです。固まって固定されるんですが、接着力がないので、強い力を受けると簡単に分離してしまうのです。

    特にコンクリートの上に石が乗っているだけ(上の写真の様なもの)は簡単に分離して、外れて、上のような状態になります。ただ、強い力が加わっていないから分離していても気付かないだけ。

    ではどうすればいいのか?

    セメント製品は接着力がないのなら、接着力を加えた方がいいという話です。

    セメント製品に接着力を加える製品はたくさんあります。それを利用して、接着力のあるセメント製品にして工事につかう。この接着効果を加えたセメント製品、具体的にモルタル(セメントと砂と水分を加えたもの)を「樹脂モルタル」と呼びます。「樹脂モル」なんて略称で呼びますが、これは、セメントと砂を規定量、攪拌したものに樹脂系の接着剤に規定量の水を加えたものと混ぜて、接着効果を加えたモルタル(つまり樹脂モルタル)を作って、それを石とセメント(コンクリート)との施工に使う、ということですね。

    かなり強力に石とセメントを結びつけるので、分解つまり、解体に苦労しますが、しっかりとした固定ができます。

    少し前に施工した、芝台の写真ですが、樹脂モルタルで施工しております。

    石とセメント、コンクリートとの接着は実はいろいろ難しい問題があります。

    もともと相性が悪いからですが、ただ樹脂モルタルを使えばいい、という問題でもないのです。それだけで解決できるような相性の良さの問題ではないのです。他にも必要なことはあります。

    どんなに強力な接着でも、地震のような強力な横揺れ、つまり横からの強い力を受けたら、横に滑ってしまいます。横に滑ってモルタルから外れた後、縦揺れが来たら、完全にひっくり返ってしまいます。

    そういうお墓が福島ではたくさんありました。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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