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    【鉄則】お墓の階段のルール

    お墓の入り口って、安易に考えがちですが、とても大事です。特に階段。入口に段があるお墓は極めて重大な問題です。お墓参りに来て、怪我を負った、ということは避けたいですよね。

    ◇ お墓ディレクター1級:お墓のプロの証、1級取得者は全国で2桁
    ◇ 墓地管理士:お墓、納骨堂、永代供養墓の法律の専門家
    (一社)日本石材産業協会正会員、兵庫県支部理事
    ◇ 石材加工技能士1級:石の加工の技能を表する国家資格
    ◇ 雨漏りしないお墓「信頼棺®」正規代理店
    ◇ 「地震に強いお墓」施工店

    おおきた石材店

    昭和の初めより三代続く、兵庫県豊岡市の小さな石材店。震度7の地震でも倒れなかった「地震に強いお墓」と特許技術「雨漏りしないお墓、信頼棺」の正規代理店。百年後に残るお墓を作っています。

    目次

    お墓の入り口

    最近、豊岡市営墓地のうち、西霊苑で、外柵工事のご依頼が増えております。

    何年もほったらかしになっていたお墓ですが、とりあえず外柵工事だけしてほしいとのことです。

    DSC_0005-2

    こういう区画ですね。コンクリートの入り口っぽい感じにはしてありますが、ほぼ手付かずですね。

    こういう墓地の区画に外回りの境界の石を設置するわけです。

    DSC_0029

    こういう風になります。コンクリートの上に石が乗って、きちんと枠が決まる、というイメージです。

    誰がやっても同じじゃないか?って思いますよね。形同じだし、どこが違うんだって話。(^_^;)
    ところがどっこい。大違い。大変な違いがあるんです。

    お墓の入り口の構造

    お墓の入り口というのは基本的に、

    この入り口を使って、墓地区域内に入って線香を立てたり、お花をお供えしたり、ということを想定しています。つまり、この階段を使って墓地中に入るわけですね。

    ただ、吉相墓のお墓だけは別で、

    吉相墓のお墓は、墓地内は神聖な場所で、土足で立ち入ることを想定していません。ですから、形だけの入り口でそこを通って中に入る、ということは想定していません。

    お墓の段がおかしい、問題

    そこで、上の写真です。吉相墓ではなく、普通のお墓ですが、この段、高すぎないですか?

    足のわるいおばあちゃんなら、登れないのではないですか?

    少々、無理がありますよね。

    じゃあ、この段はどうですか?

    DSC_0052

    高さはいいんです。でも、何か感じないですか?

    DSC_0054

    じゃあ、こちらの階段はどうですか?

    階段の段が狭い、問題

    狭くないですか?

    足の悪いおじいちゃんじゃ、危なくないですか?

    階段って、簡単に「段になってればいいや」って思う人もいるかもしれませんが、実は、非常に大切なんです。
    足腰が元気な人でも、踏み外す、つま先が当たってしまう、ってことあるんです。

    ましてや、お年寄りだとか、幼児、足腰が不自由な人などは、階段が凶器となることもあります。

    おおきた石材店では、こういうお墓に階段を設置する場合、一つのルールを作っております。

    ① 段の高さは低ければ低いほど良い

    これは、最初の原則なのですが、段を低くすれば低くするほど、階段に取られる面積が広くなって、墓地として使える部分が減ることになります。なので、限度があり、基本の高さは15センチ(5寸)を基本としております。最大で18センチ(6寸)。それ以上になるともう一段追加することを検討した方がいいですね。

    ② 階段の高さは出来るだけ揃える

    これも大事な原則です。階段ってリズムで登るものです。いちいち段を見ながら登りません。だから、いちいち段の高さが違うとリズムが狂って、若い人でも階段を踏み外すことがあります。階段は、複数ある場合は、段の高さを揃える。これも大切な基本ルールです。

    ③ 段の奥行は300ミリ程度は取る

    写真のようにつま先しか乗らないような狭い階段は非常に危険です。できれば、かかとまでしっかりと乗れるように広い踏みシロのある階段を設置した方がいいと思います。ただこちらも限度があります。あまり広い踏みシロを作ると、墓地の使える面積を狭くしてしまいます。基本は30センチ(1尺)くらいの踏みシロの階段が理想ですね。多少狭くても大丈夫だとは思いますが、18センチ(6寸)以下だと大きめの足の人は半分も載らない、ということになるので、それ以上が理想ですね。

    ④ 足が乗る部分は滑り止め加工を

    足が乗る部分は濡れたら、非常に滑りやすくなりますので、滑り止め加工は最低限すべきです。切削(切ったままの加工)でも、雨で石が塗れていたら滑りやすいです。一番滑る組み合わせは、磨いた面の上に雪が積もっている場合。転倒の危険が非常に高いので、足で乗る面は磨き加工のみは絶対に止めましょう。

    お墓ディレクターの視点

    滑り止め加工は、普通の石の表面を加工した滑り止め加工は石が汚れやすく、落としにくくなります。ですから、おおきた石材店では磨いた面に樹脂加工を施し、「汚れが付着しにくい」と「滑りにくい」を両立できる施工を目指しております。

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    上の写真、分かりにくいですが、一段目、地面から30センチくらいあります。しかも、一段目の足を踏む面が滑り止め加工してありません。危険ですね。

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    こちらの階段もさっきと同じくらい高い階段ですね。しかも滑り止め加工してありません。昔のお墓はそういう「使う人目線」では、あまり考慮されていないので、こういう階段が多いのですが、最近は多少考慮されているようです。

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    最近建てられたと思われる外柵の階段です。一段目、二段目共に15センチ内に収まっております。段の上の面には、滑り止め加工が施されています。

    ただ、一段目より少し2段目の方が高い。しかも、踏みシロのサイズが一段目は充分取られているんですが、2段目が狭い。完全な墓地の階段入り口とは呼べない外柵の入り口ですね。

    まとめ

    お墓の階段は、一見、あまり重視されない部分ですが、実は極めて重大なお墓のパーツなのです。これが人によっては、お墓参りできない場所になってしまったりします。

    本来は、お墓に入るのに、階段がない、が理想です。ただ、構造上、あるいは予算の問題で、どうしても階段を作成しないといけない場合があります。

    そういった場合、階段というものの特性をしっかり知った、ベストの構造を設計できるかどうかは、大事な問題です。

    階段1つで、そのお墓の思想が分かります。お墓選びは石材店選び。同じお墓を建てるなら、お墓のいろいろを知り尽くした石材店に依頼してください。

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    この記事を書いた人

    兵庫県豊岡市のお墓と墓石のアドバイザー。兵庫県北部での唯一の「お墓ディレクター1級」取得。供養のプロ、墓地管理士。「お墓」に関する記事を1500以上執筆中。現在お墓に関する記事を365日毎日更新継続中。(一日怪しい日があるが。。。)地震に強いお墓と雨漏りしないお墓を建てています。

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